ちょっと重たいタイトルですね。
今日は、相続の、ネガティブな部分のお話です。
相続に携わる仕事をしていて、
ひとつだけ、「嫌気がさすこと」があります。
それは、
故人さまが偲ばれない、想われない相続に出会うときです。
先日、税理士の仲間が集う機会がありました。
そこで、知り合いの税理士から聞いた話が、
まさに!「嫌気がさす」話でした。
その税理士さんは、依頼者Aさんから、こんな依頼を受けたそうです。
「故人さまから遺言で譲り受けた不動産を売りたいので、そのサポートと税金の申告をしてほしい。」
ここまでは、いたって普通のお話です。
税理士さんがさっそく仕事にとりかかったところ、
こんな手紙が届きました。
送り主は、その故人さまが最期を過ごした施設の弁護士さん。
そのお手紙にはこんなことが書かれていました。
「故人さまは、遺言を遺しており、
その遺言には、”すべての不動産を施設に寄付する”と書いてあります。
不動産はAさんのものではないので、
手続きを、即刻中止してください。」
そして、その遺言書のコピーが同封されていました。
さてさて、どういうことでしょう。
このお話は、次回に続きます。