少し前に、「名古屋の家庭には、骨董品が多い」
なんて記事を書きました。
実はわたしの祖父の家にも、
なにやらよくわからない骨董品がたくさんあります。
わたしの祖父は長男ではないので、
代々相続した骨董品というものはありません。
祖父が戦後、裸一貫で事業を始め、
余裕が出てから少しずつ、買いためた骨董品ばかりです。
祖父の骨董品コレクションの中には、
「西郷○盛の書」だとか、「東○平八郎の軸」だとか、
(もはや伏せ字にする意味もありませんね笑)
いやいや、絶対本物ではないでしょう!と
つっこみたくなるものもあります。
ずいぶん前の話ですが、
テレビ「なんでも鑑定団」に、
祖父が持っているものと同じ、
「西郷○盛の書」が出ていたことがありました。
鑑定結果は…ザンネン!偽物!
それを見ていたわたしたち家族の心は、
「ほらやっぱり〜、偽物が出回っているってことじゃん。
おじいちゃんのも間違いなく偽物ね。」
しかしなぜか、祖父だけご満悦の表情。
「うちにあるのが本物だから、他は偽物に決まっている!」
ときっぱり。
どひゃ〜、ここまできて、その自信!(笑)
さて、そんな祖父も高齢になり、
数々の骨董品を、将来相続したい人もいないということで、
祖父の意向で、すべてきれいに手放すことになりました。
目利きの業者さんに来ていただき、
出た金額は…
数ある骨董品ぜんぶひっくるめて、5500円!
あちゃ〜。
これまでいくらのお金をかけたのか、
もはや怖くて誰も祖父に聞けません(笑)
そしてこの結果を、
祖父にどう伝えればいいのでしょう(笑)