亡くなった方に愛人がいた場合の相続について

蒸し暑い日が続きますね。
昨日、天気予報では38度と報道されていました。
聞いただけでも倒れてしまいそうです。

亡くなった人には「愛人」がいた――。
これだけで、なんとなく「相続でもめそう・・・」と思われる方も多いと思います。
まさにその通り。亡くなった人に愛人がいた場合には、相続トラブルが起こる危険が潜んでいると言っても過言ではないでしょう。

ではなぜ、愛人がいると、相続でもめるのでしょうか。まずはそれをご説明します。
愛人、つまり結婚してない相手には、法律的には財産を相続する権利がありません。
しかし、「結婚」という形をとらなかっただけで、長年夫婦同然に連れ添ったという人も、世の中には数多くいるでしょう。
その人から見ると、
「籍が入っていないだけで夫婦と変わらない生活を送ってきたんだもの。
相手の財産は、当然、私が相続するものよね。」と思うのも不思議ではないかもしれません。
こうなると、「法律」と「気持ち」が完全に相反してしまいます。
ここに、相続トラブルの種が生まれるわけです。