遺言を書く方に寄り添う公証人の姿

すっきりしないお天気が続きますね。
天気予報を見ない私は、よく雨にふられます(涙)

前回、公証人さんについてご説明しました。
今回はその続き、
私たちがいつもお願いしている公証人さんの、
ほんわかあったかいエピソードをご紹介します。

先日、私たちが、
お客さまの遺言書を作るお手伝いをさせていただいたときのことです。

遺言を書いた方(Aさん)は70代の女性です。
とってもお元気で、
(そしてとってもおキレイな方です)
生涯を全うするのはまだまだずいぶん先、という方です。

とはいえ、一人暮らしのAさん、
「自分にいつ何時、何が起こるか分からない」ということで、
今回、思い切って遺言書を準備することになりました。

まだまだ元気なAさんですが、
いざ、公証役場で遺言書が出来上がったときには、
Aさんの頬に涙がほろり。
「遺言書ができるってなんだかさびしくって」

そんなとき、
公証人さんはやさしくAさんにおっしゃいました。
「遺言書はね、
Aさんがこれからの人生を安心して過ごすためのものなんですよ。
だから、これから安心して、めいっぱい人生楽しんでくださいね。」

この一言で、
Aさんの顔もほころびました。

そうです、遺言書と言うのは、
「死ぬための準備」ではありません。
「安心した人生を送るための手段」なのです。

私たちのお仕事もまた、
安心した人生をおくっていただくためのお手伝いなのです。