日に日に日差しが強くなってきますね。
そろそろ日焼け対策をしないと、と思う今日この頃です。
さて、今日は前回に引き続き、
ダンボールいっぱいの書類の方のお話をします。
前回もお話したとおり、
この方は、
お一人暮らしをしていて突然死をされた方のご相続のお話です。
ご相続人には、亡くなられた方の財産状況が分からなかったため、
その方のご自宅にあった書類や、届いた郵便物を、
ダンボールにいっぱい詰めて、持ってきていただきました。
この日の私たちのお仕事は、
その書類の一つ一つを見て、
亡くなられた方の財産に関する「手がかり」がないか、
確認することです。
例えば、
銀行から定期預金満期の案内があれば、
その銀行に残高の照会をかけます。
貸金庫手数料の通知があれば、
その銀行に貸金庫の契約が残っていないか、問い合わせます。
これはほんの一例で、
亡くなられた方が遺された「手がかり」から、
ありとあらゆる可能性を想定して、
財産に関するもの、若しくは、逆に支払うべきものを探り当てていきます。
言葉にすると、簡単に聞こえるかも知れませんが、
これはほんとうに地道な作業です。
数ある「手がかり」の中から、何も発覚しなかったという結果だって、
当然あるわけです。
でも、故人さまの大事な大事な財産です。
たとえ無駄足になったとしても、調べないわけにはいかないのです。
愚直に、故人さまに向き合う、
これが、他ではない、私たちのポリシーだと感じながら仕事をしています。
そして、余談ではありますが、
膨大な書類と格闘した結果、
今回ご紹介した方については、
ご相続人さまも想像できなかったほどの預貯金が見つかりました!