2015年。
いよいよ、相続税の新制度がスタートしました!
昨年から、新聞やニュースでも多く取り上げられていたため、
すでにご存じの方も多いと思います。
2015年から、
相続税の「基礎控除」がこれまでの6割に変更されます。
では、その「基礎控除」とは??
相続税というのは、
亡くなった方の財産に対して課せられる税金です。
と言っても、亡くなった方すべてに課税されるわけではありません。
「一定枠」以上の財産を持っていた方の家庭に、
その「一定枠」を超えた部分に対して、
かかる税金が相続税なのです。
この「一定枠」というのが、
今年から変更のあった「基礎控除」です。
この「基礎控除」、昨年までは、
以下のように規定されていました。
5000万円+1000万円×相続人の数
つまり、
お父さんが亡くなり、
相続人が、お母さんと子ども二人の合わせて3人の場合、
5000万円+1000万円×3=8000万円。
お父さんの残した財産が、
8000万円を超えなければ相続税はかからない、という計算でした。
これが、今年からは、
以下のように変更になります。
3000万円+600万円×相続人の数
つまり、先ほどの例であれば、
3000万円+600万円×3=4800万円
お父さんの財産が、
4800万円を超えたら相続税がかかるように変わったというわけです。
これまでは、「相続税なんて我が家は関係ないわ」というご家庭も、
これからは他人事じゃない!かもしれません。
ぜひ、今のうちから、相続について考えていただけたらと思います。