いよいよ来年から相続税の制度が変わります

来年から相続税がかかる人が増える!!
ずいぶん前から
こんなニュースが紙面をにぎわせています。

そうなんです、
来年以降にお亡くなりになった方から
新しい相続税の制度が適用されることになります。

この新しい制度の一番のメインは、
ずばり『基礎控除』です。

基礎控除とは・・・ざっくり言うと、
「亡くなった方の財産がこの金額までなら、
相続税はかかりません。」
という金額です。

この金額は、現在の制度では、以下のように計算します。
5,000万円+1,000万円×相続人の数

例えば、相続人が3人のご家庭であれば、
5,000万円+1,000万円×3=8,000万円
となります。
※相続人の数については、税法特有のルールがあります。

つまり、亡くなった方の財産が8,000万円以下であれば、
相続税の心配をする必要はないというわけです。

では、この基礎控除、
来年からはどのようになってしまうのでしょう。

下記のようになります。
3,000万円+600万円×相続人の数

先ほどの例でいえば、
3,000万円+600万円×3=4,800万円

今年までなら8,000万円までなら相続税の心配がないご家庭も
来年からの相続であれば、4,800万円を超えたら、
相続税の申告をしなければならなくなるのです。

関東で1戸建てをお持ちの方であれば、
今後相続税の心配がある可能性は十分にあります。

そのときになって困ることのないよう、
お元気なうちにぜひ、
相続について考えておいていただきたいと思います。