商店街にある古いお豆腐屋さんでの出来事

まさに入学式シーズン!桜も満開!
本当に気持ちのいい日が続いています。
先週末はきっと、お花見の名所も賑わっていたのでしょうね。

世間がお花見モード一色なのにも関わらず、
私たち夫婦は、桜を愛でることもそこそこに、
やっぱり「花より団子」!
近くの商店街へ、食材の買い出しに行ってきました。

古くからある商店街なのですが、
とっても活気があり、ぶらぶら歩いているだけでも心が躍ります。

たくさん並ぶお店の中でも、
私の一番のお気に入りのお店は、昔ながらの「お豆腐屋さん」。

店先で迎えてくれるのは、
かなりご年配のおじいちゃんとおばあちゃんです。

「さぁさぁ、何をおあげしましょ。」
何とも言えない温かみをまとった声をかけてくださいます。
「このがんもなら、炙るだけでおいしいわよ。」なんて、
私がお料理上手じゃないのも、お見通しなのでしょう(笑)

そしてお会計は・・・当然、レジなんてありません。
珠が黒ーくなってしまった年期の入ったそろばんです。

もう何代も相続されてきたお店なのでしょうか。
このご時世、事業を続けるということは簡単なことではないと思います。
統計・分析・戦略・実行・・・。
どんな会社もこれを繰り返し、日々研鑽しているでしょう。

でも、このお豆腐屋さん、そんなことを一切感じさせません。
伝わるのは、
「いいものを作る。それを家庭へ届ける。」
そんなシンプルな想いのように感じられます。

こういうお店が、
長く長く、いつまでも変わらずあってほしいと心から思った週末でした。