生前贈与のメリットとデメリットについて

昨日お越しになられたお客さまのご相談内容は、
「生前贈与」について。
土地と家を母から息子へ贈与を考えているとのご相談でした。

来年(平成27年1月1日)より、相続税が上がるということもあり、
今年に入ってからこのようなご相談が増えています。

贈与税という税金の世界では、各種特例措置を設けて、
生前贈与を促すような流れもあります。

ですが、ここには注意が必要!!
今回のお客さまのように、贈与するのが不動産の場合、
生前贈与にかかってくる税金は、
贈与税だけではないのです。

不動産の名義変更には、「登録免許税」という税金が必要となります。
しかも、生前贈与の場合、
相続での名義変更よりもうんと高い税率となるのです。

この他に、贈与で不動産を取得すると、
「不動産取得税」という税金も課せられます。
これは、相続の場合にはかからない税金です。

このように、「生前贈与」というと、
節税!というイメージが先行されがちですが、
場合によっては、その他の諸税金が高くついてしまうことも・・・。

生前贈与を行う前には、全体像を把握し、
トータルコストを確認しておくことをお勧めします!