着物と相続の意外な関係を書きます

着物を着ている人を外で見かけると、ついつい目で追ってしまいます。
秋晴れの清々しい日には、着物も一層映えますね。
着物…私の大好きなものの一つです。
そんな「着物」について思うことを少しだけ。

私の母は、愛知県犬山市生まれです。
最近ちょっと人気の出てきた犬山城のお膝元、犬山市。
芸妓文化の残る城下町育ちのせいでしょうか。
母は昔から、お琴や三味線はお手のもの、着物も自分で縫っちゃうんです。
母だけでなく、母方の祖母、曽祖母、みんな着物は自分で縫っていたそうです。

大切に縫った着物や帯を、とても大切に使っていたのでしょうね。
祖母の着物や曽祖母の帯が今でも大活躍!母と私で大切に使わせてもらっています。

着物という形のあるもの、それを大切に思うという形のないもの。
そのどちらも、これまで代々「相続」してきたものなのだと感じます。

さて、そんなすてきな流れを私の代で途絶えさせるわけにはいかないのですが(汗)
「着物なんて簡単に縫えるから、縫ってみれば?」と、ことも簡単そうに言う母。
いやいや、そんな訳はないでしょう。そんな日が来るのはいつになるやら(笑)