今日から8月!
早いもので、川崎相談室がオープンしてから、1ヶ月が経ちました。
もう何組もの方に、ご相談に足を運んでいただき、とてもうれしく思っています。
さて、今日は遺言書のお話です。
以前に、ご年配のお客様がこんなことをおっしゃいました。
「遺言書って、家族が揉めてる人が書くものでしょう」
いいえ、違います!(キッパリ!!)
確かに、相続人同士で折り合いが付かなくなることが想定される方には、遺言はとても効果的でしょう。
しかし、遺言書の役割はそれだけではありません。
まず、遺言書を書くことによって、
残されたご遺族の、たくさんの相続手続きがとてもスムーズになります。
遺言書がある場合とない場合では、相続手続きのプロセスが変わってきます。
正しく書かれた遺言書が、相続手続きを楽にしてくれるケースはたくさんあるのです。
ここでポイントなのは、『正しく書かれた』というところです。
せっかく書いたのに、これでは手続きができない、法的に効力がない、という遺言書はたくさんあります。
驚かれるかもしれませんが、本当なんですよ!
これまでそのような遺言書を数多く目にしてきました。
どのようなケースがあるのか、またの機会にご紹介させていただきますね。
そして遺言書は、自身の思いを伝える場でもあります。
遺言書に『付言』というものがあることをご存知ですか??
『付言』というのは、思いを自由に書くこと、言わば、家族へのラブレターです。
この遺言書を書いた心のうちや、家族が仲良くあってほしいという願いなど、自身の思いを家族へ伝える場なのです。
遺言書というと、どうしても財産分けのイメージが先行していますが、
この『付言』を付け加えることによって、遺言書がとても暖かく、思いの伝わるものになるのだと思います。
遺言のご相談は、もちろん、横浜駅前相談室でも承っております。
川崎駅前の相談室へご相談くださいね。