相続税における広大地評価とは

今日は、出張先の名古屋からの投稿です。
名古屋はどんより曇り空。今にも雨粒が降りてきそうです。

さて、今日は、「広大地評価」についてお話します。
多くの方にとっては、耳慣れない言葉ですよね。

広大地評価というのは、
相続税を計算する際に、
遺産である土地をいくらで評価するのか、という一つの評価方法です。
「広大地」という名の通り、特に広い土地についての評価方法です。

相続税の話の前に、まず一般論をお話しますね。

広ーい土地というのは、
売却をしようとすると、普通の大きさの土地に比べて、㎡単価下がることがあります。
なぜかというと、
普通の大きさの戸建てが欲しいエンドユーザーには売れにくいからです。

そうなると、
一つの大きな土地を、いくつかに区切って、戸建て分譲することになります。
分譲するとなると、真ん中に道路が入ったりします。
そういう土地をご覧になったこと、ありますよね。
つまり、土地の一部を道路部分に取られてしまうわけです。

こんな理屈から、相続税の世界でも、
特に大きな土地については、評価額を下げることができる決まりがあります。
これを「広大地評価」といいます。

次回に詳しくお話します。