相続するものは財産だけではないはずです

金木犀が香る季節になりました。
もう9月も暮れですね。

先日、何気なくテレビを見ていたら、
こんな番組がやっていました。
「売れない芸人が赤の他人から15億も相続!」

相続と聞くと、ついつい目が釘付けになってしまうわたし。
これって職業病かしら(笑)

それはともかくとして、
この番組のように、
「縁遠い人から、ある日突然、多額の財産を相続することになった」という方に
私は何度もお目にかかっています。

そんな中で思うことを、今日は少しお話します。

突如、大きな財産を相続することになった方の中には、
相続の前後で、
すこーし、お人柄が変わったかなという印象を受ける方も、
実際にいらっしゃいます。

当たり前と言えば、当たり前ですよね。
これから働かなくても生きていけるだけのお金が急に舞い込んできたら…
価値観が変わるのも、十分に想像できます。

その一方で、
びっくりするほど、何も変わらない方も
たくさんいらっしゃいます。
何と言うのでしょう、
自身の境遇にぶれない強さのようなものを感じることがあります。

相続するのは、財産だけではありません。
故人さまの思いや、相続を受ける責任、
そんな目に見えないものに、真摯に向き合うような、
すばらしい方にお目にかかることは、
私のお仕事冥利につきると思います。