会社(法人)経営の方のご相続の準備は計画的に

先日、会社(法人)を経営されている方から、
こんなご相談をいただきました。

「そろそろ自分の相続を見据えて、いろいろと準備をしたい。」と。

会社を経営されている方は、普通のサラリーマンだった方よりも、
ご相続の手続きがすこーし複雑になります。

会社経営の方のご相続のポイントを
ここでは、2つご紹介します。

まず一つ目は、「会社への出資」です。
ご自身の会社への出資、すなわち株式も、相続財産となります。

もし跡継ぎの方が相続人でなかったら・・・
遺言書がない限り、会社の株式は跡継ぎの方のものにはなりません。

中小企業の場合、実質の経営者でない人が大株主になると
何かと面倒なことが起こりえます。
経営が揺らいでしまう・・・
なんてこともないとは言い切れません。

「じゃあ、生きているうちに株式を跡継ぎの名前に変えておこう!」
これも一つの手段です。
ですが、金額によっては、多額の贈与税が課せられることもあります。
贈与税の負担の少ない範囲内で、10年以上に渡って少しずつ・・・
株式を跡継ぎへ贈与している方もたくさんいらっしゃいます。

今回ご相談にこられた方は、60代と、まだまだお若い方でした。
お若いからこそ、今のうちから計画的に準備ができるのです。
ずいぶんご高齢になってしまってからでは、もう遅い!!
そんなことがあるのも、会社経営者の方のご相続準備の特徴です。

では、もう一つのポイントは、次の機会に・・・。