円相無尽蔵という言葉

禅の世界に、「円相 無尽蔵」という言葉があります。
円相とは、文字通り、丸。
解釈はさまざまですが、
平和、円満といった意味が多いでしょうか。

無尽蔵とは、これも文字通り尽きる事がないこと。

これが組み合わさって「円相 無尽蔵」
数年前に、私はこの言葉に出会いました。

実は私、ちょっぴりですが、お茶(茶道)を嗜んでおり、
そのお教室で「円相 無尽蔵」のお軸を拝見しました。

そのとき、お茶の先生がこう話されていたのを覚えています。
「私の力は小さなものだけど、
生徒皆がこの教室を好きでいてくれて、よくしようを思ってくれるから、
一人ではできなかったことがどんどんできるようになった。
これもまた、円相 無尽蔵だと、
このお教室をやっていてそう思うわ。」

相続のお仕事をしていても、
そう感じることが多々あります。

相続というのは、時として、
「民法」「税法」「登記法」などなど、
様々な見地から物事を判断しないといけないことがあります。

そんなとき、我々、手続きの専門家に加え、
司法書士や弁護士、税理士などと意見を交換しながら、
お客様にとって一番の方法は何かを、みんなで探っていきます。

まさに「円相 無尽蔵」。
想いを同じくした仲間がいれば、できないことはない!

そう感じられたとき、
「お仕事冥利に尽きる!!」と心から思います。

あ、尽きてしまいました(笑)