不動産の相続手続きをしていないとどうなる?

寒暖差がはげしい毎日ですね。
季節外れの風邪もはやっているようです。

さて、相続が起きると、
亡くなった方名義の不動産の相続手続き、つまりは名義変更をする必要があります。

ただ、この名義変更手続き、
いつまでにはやらなければいけない、というような期限は特に設けられていません。

そのため、
そのうちやればいいや、と延ばし延ばしにしていて、
けっきょく何年も名義変更していなかった…そんな方も少なくありません。
不動産の名義変更にもお金がかかりますし、
積極的にやりたいという手続きではないので、わからない話ではないですよね。

私たち、相続手続支援センターに来られるお客さまの中にも、
「15年前の不動産の名義変更ができていなくて…」
なんておっしゃる方も、珍しくはありません。

では、相続手続きがされていない不動産はどうなるのでしょう?
この不動産は、名義人の相続人全員が権利を持っていることになります。
つまり、例えば、その不動産を売却しようと思っても、
相続人全員で協力しないと、売却することができません。

この状態を長年放っておくと、
相続人の一人が亡くなれば、またその相続人全員が権利を持ってしまいます。
そうするとどんどん、権利者が増え続けて収集つかなくなっていきます。

こんなことになってしまわないように、
不動産の相続手続きがなされていない方は、
今すぐにでも、手続きすることをオススメします。